Shinkyouchi

随想音

海を見ながら:その2

改札を抜けると海につながる川を渡る橋があり、それを通過し道路を横断する地下をくぐるとあっという間に海岸です。周辺にはデート中のカップルや犬と散歩する人などがちらほら。リラックスした空気で、青く快晴の空をトンビが数羽飛んでいます。そして早速作ってみるかなと海岸沿いのコンクリートに座りました。

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(ん!? 風が強すぎる、、、TM Revolutionかよ。。)

なんという強風。ウィンドサーフィンにはピッタリでしたが、流石に口に砂が入るような強風では集中して作業出来ません。すぐに諦め波打ち際までやってきてウィンドサーファーを眺めていました。その時ふと思ったのが、

(なんでこんなところで作業しなきゃいけないんだろう。心地良く水平線を眺めてるだけでいいや、ボンヤリしたい。)

なんということでしょう。自分で企んでいきなり全否定ですか!いやいや実際この日は風が相当強かった。あと海岸なので風は基本的に強い。そこで写真を適当に数枚撮り少し休んでから、気を取り直して道路の反対にある漁港側に向かいました。

こちらは夕日が綺麗な側で人通りも少なく作業には丁度良い。段差のあるコクリートに腰かけ、今度はwindowsの8インチのタブレットを試してみました。

(え!? モニターが反射してなんも見えねえ、、、ソーラーパネルかよ。。)

買ったばかりで反射防止の保護フィルムも張らずに初期状態のピッカピカな画面は、無情にも私のチャレンジを打ち砕くのでした。もっともタブレット作業に未対応な通常のDAWを動かすには、小さなタッチパネル(8インチ)ではかなり厳しいのです。(日光の反射が眩しい問題も、後日保護フィルムを張り野外で試したがやはり見えづらかった)

結論として、Winタブレットは屋根があるところで使おうと自分を納得させスマホでの作業に再チャレンジです。スマホは明るさの自動調整がうまく効いているのと、反射防止の保護フィルムもあるおかげか画面がしっかり見えます。

心配した強風もこちら側(漁港側)はそれ程でもなく作業は快適。実際始めると集中出来ました。何より楽しいのは、目の前に見えている景色や自分が体感している空気を、そのまま音楽にしてその場で体験できることです。

24小節程作ると日が傾きだしたので、それをループ再生しながら海岸側に戻って歩きながら聞いていました。やばい楽しい、これは実に面白い。海を眺めながらそのイメージで作った音をその場で再生。もちろんメモ書きレベルでピアノ音源しか使っていない(自分のやり方)ので実際の完成品とは程遠いのですが、例えるなら鉛筆でラフに部分的な下書きした絵の様な状態です。

集中しだすと頭で鳴り続けるため、どこかフワフワしたまま元来た道を戻り片瀬江ノ島駅に向かいました。赤が印象的な竜宮城のような駅の改札を通り、この駅始発の急行に乗り椅子の端に座ると、徐々にここは外なんだとという感覚が戻り始めました。そして電車が出発し夕方のラッシュで車内が徐々に混みだす中、次はどこで作ってみようかと考えながら家路についたのでした。