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Shinkyouchi

随想音

光の渦

道玄坂にあるレコード店に着いたのはある夏の土曜日夜の21時過ぎだった。 カナダから日本に遊びに来ていた妹の旦那とハウスのパーティーに行く前に、 渋谷をブラブラしていたのだ。ビルの三階にある店の試聴ブースからは、窓ガラス越しに目の前の通りがよく見えた。その光景は洗練された店内のBGMや雰囲気とはまるで正反対であった。無理矢理詰め込んだかのような赤や黄色の看板、ギラギラとした照明、眩しい光の渦。見慣れた東京の繁華街がまるでブレードランナーのワンシーンの様に見えた。

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